2016年9月6日火曜日

EF油圧MT化

皆さんこんにちはー

夏ももうそろそろ終わりっぽいですが

まだまだ暑いですね(T_T)


本日はEF乗りの方の宿命とも言える

MTのネタで御座います。

EF型のシビックは元々ワイヤー式のMTが乗っていますが、

これをEG、EK、DCの油圧MTを載せようと言う事ですね。


そもそも、なぜ、こんな事をしたいのか・・


理由はいくつかあります。


EF型のMTパーツが入手困難で
破損しても治せない為、

市販されているクロスミッションなどが
適合しない為

クロスに関してはDA後期、伝説のYS1MTであれば
EGなどのギアを使用可能ですが、
かなりの高値で取引されていますね、

手に入ったとしても一つの窯を使い続けなければなりません。


ですので油圧化すればミッションに関するストレスは
全て無くなると言う訳です。


EFを長く乗りたい方や、レースなどでどうしても
クロスミッションが必要な方は少なからずおられる事でしょう。

今回はこちらのレーシングカーを
施工します。

こちらのオーナー様は中国地方のサーキットなどをメインに
活動しているお客様です。


左が下したEFノーマルのワイヤー式
右が油圧


ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが
油圧MTは少し幅がでかいのです。

そのまま載せるとフレームに当たってしまいます。


そこで・・


換装手段が二つ浮上して来ます・・

一般的にはフレームを加工して載せるというやり方でしょう。
(干渉部分をしばいたり、切開するなど)

そしてもう一つはエンジンMTを後方化し、換装すると言ったやり方・・

しかし前者の場合、フレームに手を入れたくないと言う方もいらっしゃるでしょう。

そして私たちはドレスUPで数々の車両を製作し、
車両をいかに自然に美しく仕上げるか、
その点の技術においては自信があります。

ですので後者を取ります。


さて


この方法だと何が必要になるかは明確ですが・・

エンジンマウントですね

アメリカ製マウントに手を出したくなるが・・

以前これと同じ事をEF9でやり、凄く大変な思いをしました・・

一応アメリカのHasportからEF油圧MT換装マウントは
販売されてるんですが・・

残念ながらこれはEF9には使用出来ないんですね(T_T)

アメリカのEFは前期の骨格設計で
日本のEF9の骨格には適合しないんですねぇー

その時も無理だと諦めかけたが何とか改造して積みました。


こちらはその時の写真










今考えてもこれは予想していなかった・・

この時の事はよく覚えています。


私たちも日々勉強、と言った感じでした。

このマウントは位置、幅共に違いますのでもう使用する事はないでしょう。

ですのでマウントは作るしかありません。


まず

重たいからミッションの中を空っぽにして



サクッとドッキング



あとは、この状態で絶妙な位置をはじき出して

マウントを作って行くだけです。

ちなみにエンジンを数センチ後方化するので

フロントヘビー解消やシャフト角改善にもなります。

さらっと言いましたがこれはかなり大きな収穫です(笑)


そしてこちらがマウント


製作段階ではリジットですが、

これが後にウレタン使用になります。

そしてもちろん小型化し、数キロ重量も落ちてます。

次はペダルをワイヤー式から油圧マスターに変更しなければならないので

そちらに移ります。

続きはまたUPしますね

では

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